平成15年度 山口県山岳連盟
沢登り講習会 報告


平成15年8月2日(土)・3日(日)
下関山岳会  23名 (うち初日14名)
出光登山部  4名
HC山歩    2名
宇部山岳会  8名
裏匹見峡・広高谷(島根県)
2日 10時40分 :裏匹見峡入り口第二駐車場に集合
           昼食・講義・開講式
   11時30分 :裏匹見峡にて実践講習開始
   15時45分 :講習終了、遊歩道を下降
   18時 :反省会
3日 8時 :広高谷へ移動開始
   9時 :広高谷にて実践講習開始
   13時30分 :講習終了
   15時00分 :閉講式・解散
両日ともに夏の好天と水量に恵まれて楽しい講習会が行われ、沢登り技術の習得と会員の交流がはかれた。2,3の反省点も含めて概況を報告する。

1日目は当初、表匹見峡で講習を行う予定であった。しかし、表匹見峡は単調な河原歩きのために面白みに欠けると講師・事務局が判断し、昨年と同様、裏匹見峡で行うことにした。昨年に較べて水量が多く、多くの者にとっては充実した講習となった。しかし、初心者の中には技術的・体力的に限界を感じている者もあった。体調の不調を訴え、2日目の遡行を差し控えた者が1名いた。

1日目の夜は楽しい交流会となった。HC山歩の吉田さんと上重さんが調理した天ぷらや刺身に舌鼓をうち、岳連の運営や山行の話に花がさいた。なお、夜間に到着したメンバーから集合場所探し苦労したとの苦情をいただいた。

2日目は予定通りに広高谷で講習を行った。少人数ならば、沢の核心部に近い林道終点から入渓し、広高山へ抜けるのが理想的かもしれないが、大人数では車の駐車スペースがなく、時間的に余裕がない。そこで、三葛部落の沢の起点に車6台を駐車し、そこから入渓することにした。13時30分を終了時刻と設定し、できれば核心部の滝群F8?10を越えて、登山道・林道に戻り、林道を下ることを目標とした。

         

沢の下部は単調であったが、ワサビ田や「キツネの剃刀」の群落が深山幽谷の美しさを伝えてくれた。中盤からは滝の連続するゴルジュ帯が迫力を持って我々を迎えた。下関山岳会を中心としたグループはザイルを出すこともなく、スピーディーに遡行し、目標通りの行程をこなした。初心者の多い出光石油登山部や宇部山岳会は初心者に対する確保や指導を行いながら、ゆっくりと進み、十郎衛小屋付近で昼食を採った後、ルートをしばらく引き返し、広いわさび田から林道に出て下山した。入渓地点で細川講師、坂口講師、下関山岳会の篠田さんの挨拶をもって講習会を閉会した。

          

なお、先行グループについた初心者の1名が疲労のため、ゴルジュ帯の中間地点で後発グループを一人で待つという事態があった。後のグループがその者と会えたので事なきを得たが、後のグループが必ずしもその地点まで遡行を続けるとは限らない状況であったことを考えると、危険な状況にあったと認識している。各団体が所属会員の責任を持つことは基本ではあるが、経験者の少ない団体もあるので、事務局としては初心者に対する配慮を計画に折り込むべきであったと反省している。1日目の初心者の脱落や集合場所の不徹底も含め、これらの反省を来年度の講習会に生かしたい。     以上 (文責 村上)

(ご意見等があれば、事務局(村上)までご連絡ください tmurakami@sanyou-dr.jp)