2007年2月月例登山大山 8合尾根・7合尾根 2月9日(金)〜2月12日(月) ![]() 大山北壁全景写真ルート解説図 |
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![]() GPSにて、8合尾根登攀踏査地図 ![]() 8合尾根登山踏跡 |
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山域 |
大山 (鳥取県) | ||||||||||
日時 | 2007/2月9日〜2月12日 | ||||||||||
参加者 |
下關山岳會:城代(担当・CL) 山根(装備・SL) 市橋(食料) 篠田 下松八重 野村(記録) 宮森(食料)佐伯(装備) 長崎山岳会(会長以下8名) 鹿児島から2名 総勢18名合同登山 |
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目的 |
雪山登山及び雪上訓練及び親睦 |
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2007.2.9(金) 20:00 小月ホンダ出発 21:20 鹿野SA21:35 鹿野IC Jさん合流 米子.岡山自動車道 溝口ICへ向かう 22:20 安佐SA 23:00 大佐SA 2007.2.10(土) 2:00 大山情報館前テント設営(BUCK THE SKI CUNTORYに駐車大山寺橋駐車場へは雪解けの為テントが張れなかった長崎隊は米子から参加のHさん宅へ 5:00 起床 朝食、朝になると大山情報館の自動ドアが自然に開閉しその音で眼が覚める。中へ入るとペレットストーブがあり、暖かさにほっとした。そばの腰掛けで装備を分担。 7:20大山情報館の2Fは御幸参道〜大神山神社へ続く道と隣接していて道を隔てると駐在所だ。2Fもフロアーが広いので長崎隊と連絡をとりながら待機駐在所へ登山届を提出。この時、野田ヶ山と振子山の間(親指ピーク)が土砂崩れの為、注意と情報入手。天気はうす曇り。出発にだいぶ時間がありそうなので、ロープワークやコーヒーブレイクで待機。 9:00 大山情報館出発 9:50 大神山神社にて長崎&鹿児島隊と合流九州のよか空気をたっぷりもらってさあ出発10:20 下宝珠越との分岐 11:00 元谷着大勢の登山者。元谷小屋も人でごった返してる |
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![]() テント設営=右の黄色とグレーはSACテント 写真の左の赤いヤッケのおじさんはトイレ作成中! |
12:00 小屋の上の樹林の一角にテント設営。雪のブロックで風よけの壁とトイレを作成。出来上がってゆく経過が楽しい。テントの中で昼食。お湯を沸かして、コーヒーと行動食。 |
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![]() 弥山沢下部でロープワーク・オートブロックの結び方等練習 |
13:00 弥山沢にてロープワーク少し吹雪いてる中でオートブロックでの確保とアンザイレン歩行訓練。 16:30 テント場着。Mさんお手製メニューで温まる、明日はハードなので栄養たっぷり摂って早めに20:00 就寝 |
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![]() 2月11日(日)別山尾根に向かって、樹林の中を登る 8合尾根には別山沢をトラバースして8合尾根へと取り付く |
2007.2.11(日) |
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8合尾根の取り付きにて、此処からアイゼン履き返る | |||||||||||
![]() ![]() 無風で快適!皆笑顔で、それぞれツーショット! |
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![]() ![]() 後方岩壁の間の樹林帯をロープを使ってオートブロックで登る。 |
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七合尾根へ変更隊(SAC3名・NAC5名) 9:30 つながったまんま次々と皆八号尾根へ吸いこまれるように消えてゆく。上からは蹴り上げられた雪がざばざば落ちてくる。最初の1歩はピッケルとアイゼンを使って思いきりふんばらなければ登れない。見てると簡単そうなのに、やってみると…見事に落ちました!止めてくれたオートブロックに感謝しつつ、ここでNは断念。 先にすんなり登って行った長崎のファイトっ娘Mちゃんを見送りながら、八号沢へトラバースし、七号尾根〜夏道へ出る事になった |
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(以下 八号尾根はJさんの記録です) 1P山根さんがトップ取付は通常ならルンゼからの雪崩れで雪に埋まっているが、雪が少ないため2m程の岩壁が出ていた。岩壁を登り、右手のうるさいブッシュ帯の急斜面を直登しフィックス。2人目に城代がロープを持ってのぼり、すぐに次のピッチ工作。後続は、オートブロックにて登攀。 2P急なクラストした雪面を左にトラバースして、直上し尾根の上でフィックス。八合沢を登るパーティーが見え八合尾根は合計10名になったことを知る。2P目をフィックスした時、今日のメンバー18名ではここまで全員がの登るころには、時間切れの撤退になりそうと感じていたので、安堵したというのが正直。10名が2Pを登るのに1時間半位はかかったような気がする。1P目に使用したロープのヨリが取れないため、以後ロープ1本で登ることになる。メンバーは下関5人、長崎4人、鹿児島1人雪山がはじめての人がいたので慎重に登ることにした。途中、痩せ尾根と急斜面が続けて現れたので、3回くらいロープをフィックス、ブッシュ交じりの急斜面をやや右に巻きながら登った後、両側がすぱっと切れた長さ15m、幅50cm位のナイフリッジが現れる。半分ほど進んだところで、メンバー全員がこのピッチを抜けるのは非常に時間がかかると感じた。時間を聞くと14時45分 登攀は15時までと考えていたので、ラストの山根さんを呼び相談、今日は雪崩れの心配が無いので八合沢に下ることにした。 14時50分下降開始。尾根を50m位下ったところで、比較的傾斜が緩い雪面が現れ沢まで80m位あるので、ロープ2本をつないで下降八合沢に降りるところで5m位の崖が現れ、3人ほどオートブロックの制動が効かず落ちたとのこと。幸い怪我はなく安心したが、セットの仕方が悪かったようだ。八合沢を一気にシリセードで下ろうとしたが、滑りが悪い。歩くとはまるので、結局ボートを漕ぐようにしてシリセードで下った。17時40分頃ベースに戻る。(Jさん) |
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![]() ちょっとだけ我々でラッセル! 写真で見るより、重労働草付きになると足がズリ込む |
10:10 SAC3名は通称(下關山岳會専用)SACノーマルルート(七合尾根)を目指す。八号尾根の方からかすかに人の声が聞こえる。大声でルートを変更する事を伝え、先にノーマルルートを登ったNAC5人を追う。 11:30 NAC5名昼食タイム、SAC3名は小屋で昼食タイムを取る為に先に行かせてもらうが、すぐに追いつかれ合流する。先行の他パーティ5名のトレースを使わせてもらう事でラッセル無し。 12:20 夏道へ合流。かなり吹雪いている。視界も悪い。マツゲに雪が積もる。 |
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![]() 7合尾根隊8名は無事登頂! |
13:00 大山頂上小屋、弥山頂上で記念撮影後、頂上小屋にて昼食。 13:30 小屋の中は我々8人になり、小屋独特の雰囲気からか、ちょっぴり静けさが漂う。8合尾根隊を14時まで待って下山する事にする 14:00 下山開始。吹雪もかなり穏やかになっていた。六合目避難小屋でアイゼンをはずし、行者谷をシリセードで滑る。 |
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15:00 元谷着。八号尾根隊はまだ到着してないんだねーと思う。少し心配。そうこうしてると、誰かがビールの在庫が少ない事に気がついたらしく、「麓までおつかいへ行かないかー?」モードに…。アルコール切れも心配?結局、自分と鹿児島のDさんがおつかい部隊へ。S爺さんのサブザックを借りて、いざ!おつかい! 2007.2.12(月)大山の空はみごとに晴れ。壮大な大山北壁を元谷から眺められた。長崎隊は帰路の時間が長い為、先発で帰って行った。下関隊は大山の雪を昼まで楽しむ事に。と言ってもテントの中でダラダラとお茶を飲んでいるだけ。SACのJさんが「ちょいと散歩。」と言いはじめたので、Nも同行。 |
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![]() 2007年2月12日12時ごろ(晴天の北壁) |
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