2008年11月月例登山 銅山~笹ヶ森~瓶が森 交差縦走 
山域 : 四国山地 (愛媛県)
日時  :10月31日(金)~11月3日(月)
参加者  先発隊:伊藤・林・市橋・木村ヤ・松原
     後発隊:藤田(美)・西村・宮森
先発隊:伊藤(CL)・林(装備)・市橋(会計)・木村ヤ(食料)・松原(記録) 後発隊 
メンバー:宮森(装備)、藤田(食糧)、西村(記録)

10月31日(金)
2000小月ホンダ~2215宮島SA~045マイントピア別子:115就寝

小月ホンダをほぼ予定通りに出発し、宮島SAにトイレ休憩を兼ねて立ち寄る。しまなみ海道を予定通りに通過し、今治に午前0時頃到着する。バイパスを抜け高速道路に入る予定であったが、バイパスの入り口を見落とし国道を走って、いよ西条IC経由で新居浜ICに至る。予定より早くマイントピア別子に到着し、トイレの傍にテントを張り、翌朝に備えて1時15分には就寝する。

                                            

東平~西山~笹ヶ峰~寒風山~桑瀬峠

寒風山登山口(旧トンネル)~伊予富士~東黒森~西黒森~瓶ヶ森~山荘しらさキャンプ場

キャンプ場~土小屋
11月1日(土) 快晴
5:00起床~5:30出発~6:00東平駐車場~7:30銅山峰ヒュッテ~8:50西山頂上~10:45土山越~13:40ちち山分かれ~15:30笹ヶ森頂上~17:15寒風山~18:30桑瀬峠~19:20寒風山トンネル南口駐車場~21:00就寝
1日()
19:30 下関出発(下関IC22:00 小谷SA22:45 福山西IC~2号線~西瀬戸尾道IC~しまなみ海道~~今治IC196号線~今治湯の浦IC~伊予西条IC11号線~194号線~)
24:45 旧寒風山トンネル入口 着、直ちにテント設営
25:20 就寝
5時に起床し直ちにテントを撤収して車を東平駐車場に留める。ここよりいよいよ縦走開始である。銅山峰ヒュッテまではダラダラとした歩き易い登山道である。ヒュッテの手前で水を補給したが、ヒュッテにもいい水が沢山出ていて、ここで水を汲んでもよかった。銅山峰ヒュッテでは朝食を兼ねて中休止をとる。西山頂上(1、428m)まではあまり眺望のきかない登山道を行く。快晴であり、西山頂上では冠山(1、732m)やちち山(1、855m)がよく見渡せる。小休止の後土山越を経て、ちち山分かれに至る。ここまでの登山道はよく整備されて道に迷う事はない。ちち山分かれの手前は比較的長い登りがあり、昼食前で空腹のせいかとてもキツク感じた。ちち山分かれは冠山への縦走路や一の谷への下山道が分岐している。ここで遅い昼食をとる。ちち山は頂上に至る道と頂上を巻く道があるが、今回は頂上を巻く道を選んだ、この巻き道は頂上への道と比べて距離的には少し短いが、クマササが生い茂る道を行かねばならず、道が谷に向かって傾斜をしており、クマササを踏むと足が滑りやすく足の負担がかなり大きい。後発隊は我々と逆コースを歩くので、彼らには頂上を経由するルートをアドバイスした。この巻き道も紅葉谷分岐まで来ると歩き易くなる。ここから笹ヶ森頂上までは比較的緩やかな登りとなる。ちち山はその名の通り女性が仰臥した時の「お乳」に似ている。乳頭部(乳首)に見えるのは大きな岩である。ちち山といい笹ヶ森といいクマササの群生が見事である。行程が予定より1時間遅れているため丸山荘へ下りて幕営を検討したが、後発隊との待ち合わせ&翌日の行程を考え、予定通り寒風山トンネル南口駐車場での幕営となった。笹ヶ森頂上(1、859m)で集合写真をとり小休止の後、寒風山(1.763m)へと向かう。寒風山への登りの頃には夕暮れとなり、その名の通り「寒風」吹き荒ぶ中頂上に立つ。風が大変強く山の名前に一同「ナルホド、ナルホド・・・」と納得した。頂上を少し下りてから小休止をとり、ヘッドランプと少し寒くなってきたのでフリース等を準備する。桑瀬峠までは鎖場などがあり、足元に注意しながら下山していく。桑瀬峠を通過する頃には辺りは漆黒となる。桑瀬峠から寒風山トンネル南口駐車場までは比較的道がよく歩き易かったが、既に長時間歩いていたせいか長く感じた。寒風山トンネル南口駐車場では水が出ているか不安であったが、幸いにもトイレの傍の水はふんだんに出ていた。東屋の中にテントを張り夕食を取る。木村ヤヨイさんの献立は素晴らしく、肉じゃがは特に絶品でした。伊藤さんが提供された缶ビールもあっと言う間になくなり、疲れもあって皆さん結構アルコールが入りました。 先発隊の写真記録

銅山ヒュッテ(7:28)


銅山越(8:28)


銅山峰(8:30)
    
西山(9:02)                  土山越(11:13)                   1470mへの登り(11:41)
  
1470m(12:17)             ちち山分岐とちち山を望む(12:27)       ちち山分岐から遠く法王山脈を望む(13:13)

笹ヶ峰の登山道からちち山を振り返る(あの立ち昇る雲は何?)14:51
    
笹ヶ峰山頂着(15:40)                          笹ヶ峰から寒風山への登山道より笹ヶ峰を振り返る16:09
          
寒風山山頂着(17:15) ヘッドランプを準備する        11月2日朝寒風山登山口にて(6:25) 8名全員で いざ!出発!
11月2日(日) 快晴
5:00起床~6:30寒風山トンネル南口駐車場出発~7:30桑瀬峠~9:15伊予富士~10:15東黒森~11:15ジネンゴノ頭~13:35西黒森~14:50瓶ヶ森頂上~15:40瓶ヶ森登山口駐車場~17:00山荘しらさテント場~21:00就寝

11月2日()
AM5:15起床~6:25出発~8:00桑瀬峠~8:35寒風山(10分休憩)~10:05笹ヶ峰山頂~10:45 紅葉谷分岐~11:10 ちち山山頂 ~12:00ちち山分れ~12:50 1470mのピーク~13:25 馬道の分れ~13:40 土山越~15:25 ツナクリ山山頂~16:10 西山山頂16:40 銅山越~17:15 銅山ヒュッテ

後発隊は寒風山トンネル南口駐車場に午前0時頃到着したとの事で、両隊とも朝食後6時30分に揃って寒風山トンネル南口駐車場を出発する。桑瀬峠にて両隊はお互いの健闘を祈って、分かれる。先発隊は伊予富士へ、後発隊は寒風山へ向けて縦走を開始する。伊予富士はこの方面から見ると頂上はゴツゴツした感じでとても富士を想像するような形ではない。登山道は整備されて歩き易い。
伊予富士や寒風山の裾野の紅葉は最盛期で錦の織物を見る様である。伊予富士の頂上の手前に少し急坂があるがそれ程はキツクない。伊予富士(1,756m)の頂上は眺望がよく今回縦走する山々が全て見渡せる。東黒森(1,735m)はハイキングコースらしく、石鎚スカイラインの道路脇に車を停めて家族連れが沢山登って来る。東黒森からジネンゴノ頭への縦走路は一時、石鎚スカイラインの舗装道路を400m位歩かねばならない。ジネンゴノ頭(1,701m)からは西黒森が間近に見える。それこそ石を投げれば届くのではないかと思える近さである。しかしこれが曲者で実際はかなり大変な縦走路である。1時間足らずで西黒森の頂上に立てると想像していたが、実際には2時間半近くかかってしまった。神鳴池を過ぎた所で昼食を取る。西黒森の手前の小高い山を左に巻いて暫く歩くと、縦走路の右に西黒森への登山道が分かれている。分岐点で荷物を置いて頂上に登れば良かったのだが、初めての道であるのでそのまま荷を背負って頂上に向かう。頂上までの標高差約150mの登りは今回の縦走の中でも最大の急登である。クマササの茎などを頼りに約30分登り頂上(1,861m)に至る。頂上からは瓶ヶ森(女山)が近くに望め、石鎚山も全容が見渡せる。下りはそれ程苦労しなかったが、これが雨上がりであれば、勾配が急なのでかなり大変だろうと想像される。瓶ヶ森頂上(女山)への登りは比較的長いが、九十九折になっておりそれ程勾配はない。瓶ヶ森頂上(女山:1,896m)には祠があり権現さんが祀られており、我々が頂上に着いた時には、白衣を着た修験者の方がお勤めの最中であった。瓶ヶ森男山にも権現さんが祀られているが印象としては男山の方が立派なような気がした。信仰心の薄い素人としては立派な権現さんの方が霊験あらたかなような気がします。瓶ヶ森男山を経由して瓶ヶ森登山口駐車場へ下山したが、連休中日と言うことと、瓶ヶ森へのメインの登山口と言う事で沢山の車が停まっていた。本来ならここに幕営の予定であったが、時間が早いと言う事と、ここよりも山荘しらさのテント場の方が良いと市橋さんより提案(「ここには缶ビールを売っている」)があり、全員賛同して、山荘しらさへ向けて歩を進めることになった。(「缶ビール」という言葉には誰も反対できない不思議な力がありますね。葵の紋の印籠のような・・・)山荘しらさへの道は土小屋への登山道を歩いて行った。山荘しらさは石鎚スカイラインの道路沿いにあるのだが、この登山道を歩いて行くのはいいが、石鎚スカイラインより段々と離れて行く。市橋さんもこの道は初めてとの事で、頭の中に段々と不安が膨らんで行く。市橋さんに「この道で本当にいいの?」と訊くと、「大丈夫!! 私の感では山荘しらさに着く!」と瓶ヶ森の権現さんが乗り移ったような顔で断言された。不安を抱えつつ、市橋さんの後をトボトボついて行くと、御神託通りに午後5時に山荘しらさのテント場に到着する。山荘しらさでアサヒスーパードライのロング缶を5本購入し、夕食の乾杯でビールで喉を鳴らす。ビールを飲みながら、ここまで歩いて来て本当に良かったと思った。夕食の献立は炊き込みご飯、焼豚とピーマンと玉葱の炒め物で、皆で舌鼓を打ちました。

5:15 起床。本当は5:30起床の予定だったが、5時前から外で話し声が聞こえてきて、どうも聞いた声だなと思っていたら、なんと先発隊の皆さんで、昨日のうちにここまで辿り着いたのだ!お疲れさまでした。昨夜着いた時にはテントに気付かなかった。先発隊と一緒に出発することになったので、大急ぎで朝食と片付けをする。
6:25 出発。いきなり急な上り坂。先発隊は昨日暗い中、この道を下りてきたとの事で頭が下がる思いです…。ちょうど日の出の時刻で朝日と共に登っていく。今日は天気もいいみたいだ。15分くらいは急坂が続き、少し緩やかになるがそれでもまだずっと上り坂。それまで樹林帯の中、落ち葉を踏みしめながら歩いていたが、1時間近く登るとだいぶ見晴らしもよくなり、笹の群生が辺りに広がってくる。
7:25桑瀬峠到着。5分休憩。ここで先発隊と別れ、私たちは寒風山へ向かう。進むうちに、山の名前の由来なのか、少し風が強くなる。20分くらいで近道との分岐に着き、近道を選択。梯子が4カ所ある。途中神奈川からきたという女性の登山者と出会う。そういえば先発隊が昨日彼女と会ったと言っていた。一人ではるばる神奈川からなんてすごいな~。
8:35 寒風山山頂到着。1763m。眺望がよい。10分休憩。岡山からの登山者に会う。
笹ヶ峰へ向かう。アップダウンがあり、けっこうきつい。1時間くらい歩くと少し緩やかになる。笹ヶ峰の名前の通り、斜面は一面笹で覆われており、時折風で笹が鳴る中を進む。廻りの山の紅葉が素晴らしく、体はきついが目を楽しませてくれる。
10:05 笹ヶ峰山頂到着。1859.7m。山頂は5,6人の登山者。こちらも見晴らしがよく、瓶ヶ森、石鎚山も見える。20分休憩。ちち山に向かう
10:45 紅葉谷分岐。
11:10 ちち山山頂到着。1855m。廻りは山々の稜線が広がり、眼下には紅葉が広がり四国の山もいいなあとしみじみ思う。15分休憩後出発。これから延々と下りが続く。足元の笹で足を滑らせないように気をつけなければいけないし、気が抜けない!
12:00 ちち山分れ通過。土山越に向かう。笹の中を進む。12:50 1470mのピーク到着。小休憩
13:25 馬道の分れ通過
いつの間にか笹の群生はなくなり、雑木林の中を進む。13:40 土山越通過。
15:25 ツナクリ山山頂到着。山頂らしくなく、気をつけないとそのまま通り過ぎてしまいそうな感じ。15分休憩後、西山へ向かう。いったん下って西山に登るのだがこの下りがとても急坂で大変だった。
16:10 西山山頂到着。
16:40 銅山越通過。ここからは延々と下り坂。
17:15 銅山ヒュッテ到着。本日の幕営地。辺りはもう薄暗くなりつつある。ヒュッテの管理人のおばさんに抹茶とお芋をいただく。テントを張り終える頃にはもうすっかり暗くなっていた。眼下には綺麗な夜景がみえる。
17:45 テントに落ち着く。とりあえずビールで乾杯。夕食は焼き豚、焼きビーフン。ご飯・漬け物。
20:40 就寝。おやすみなさい。

先発隊は伊予富士~瓶ヶ森へ 後発隊は寒風山から笹ヶ峰~ちち山~西山~銅山峰へ

桑瀬峠着(7:25)

桑瀬峠にて、健闘をたたえ合いここから別れる。

寒風山(伊予富士への登山道から望む)9:04

伊予富士(寒風山登山道より望む)7:38

伊予富士到着(9:18)

寒風山より笹ヶ峰(8:36)

伊予富士より東黒森~自念子ノ頭~西黒森山を望む

笹ヶ峰よりちち山へ(10:29)

東黒森山

ちち山山頂(11:05)

瓶ヶ森女山到着(14:58)

ツナクリ山(15:22)

瓶ヶ森男山を振り返る
15:52これから土小屋への登山道を山荘しらさのキャンプ場へと向かう
11月3日(日) 小雨
5:00起床~6:25山荘しらさテント場出発~7:40土小屋~8:50土小屋出発~小谷SAにて全員で昼食‣解散~
16:50小月ホンダ到着

3日()
AM4:00起床~5:10銅山ヒュッテ出発~5:55東平登山口~6:05駐車場出発~7:20旧寒風山トンネル駐車場~8:30土小屋~8:50出発~下関着16:30

夜半にフライシートを叩く雨の音が聞こえたので、今日は雨かも知れないと覚悟していた。起床時、外は曇りで時々小雨が降る天気であった。雨具とザックカバーを用意し、土小屋を目指す。登山道は通らずに石鎚スカイラインを歩く。土小屋に着き、東屋で石鎚山に登る準備をしていると、後発隊より携帯電話に天候不良で計画していた瓶ヶ森への登山は中止するとの連絡が入る。それに合わせて当隊も石鎚山の登山を中止とし、土小屋で後発隊と合流する事とした。午前8時40分に先発隊と合流し、50分に土小屋を出発して帰路に着く。石鎚スカイラインを下って行くが、カーブが多く35km/h位しかスピードが出せない。途中、瓶が森・東黒森・伊予富士・ちち山などが時折見えたが、歩いて来た距離の長さや時間の長さを想った。今治より再びしまなみ海道を渡り、小谷SAで昼食を取る。昼食後、後発隊と帰着先が違うため、このSAで解散式を行い、今回の山行での互いの無事と健闘を称えた。

4:00 起床。あいにくの曇り。朝食(パン、コーヒー)
5:10 出発。まだ辺りは暗いのでヘッドランプを付けて下りる5:55 東平登山口到着
6:05 駐車場到着。雨がポツポツ降り始めてくる。先発隊の車に乗り込み出発
7:20 旧寒風山トンネル入口到着。車を回収。もし時間があれば瓶ヶ森を登る計画だったがあいにくの雨のため中止。
8:30 土小屋到着。先発隊と合流。下関に向けて出発。途中、小谷サービスエリアで昼食後、解散。
16:30 下関着。お疲れさまでした!

今回の月例山行に参加された皆様、本当にお疲れ様でした。チームワークが取れて、楽しい山行でした.
文責:松原 信行
 感想:今回四国の山は初めてだったのですが、中国九州地方とは少し違った趣きだなと感じました。紅葉がとても素晴らしく秋を十分堪能できました。ただ行程は私にとってはけっこうハードで後半少し遅れがちになり、体力不足を痛感しました。(記録:西村)