平成20年度 山口県山岳連盟沢登り講習会参加報告書(NO.2)

日時:平成20年8月3日()天気:晴れのち雨
場所:寂地山犬戻し峡
参加者:宇部山岳会、ハイキングクラブ山歩、下関山岳会 総数17名


8月3日 600 小月発
        830 寂地峡駐車場
        900 講習会
        930 犬戻し峡入渓
       1430頃 終了下山 
       1500 駐車場着
       1730 小月着

<講習会>
 講師:坂口仁治(出光登山部)、山根幸雄(下関山岳会)
      配布されたテキストを各自手に、円陣を作って講師の説明を聞く。
    1.さまざまな水流の変化
      水流の強弱や方向をよく見る必要があること、上手な人を見ていると水流を利用して
    力を使わず上流へ向かうことができると聞いたが、実践の際は余裕がなく観察を忘れていた。
    それから滝の直下で循環する水流に飲み込まれると抜け出せなくなることがあり、
    助けようとした人も次々に飲み込まれるという事故があったという話を聞いた。

    2.激流の渡渉
      2人で方を組むようにして渡渉する。
    身長差がある者同士では、低い方が川下側になるように組む。    
    その他、ロープを使って確保した渡渉の際の注意など。
    以前、三里河原へ行ったとき、雨で増水して行きは何でもなかったところが
    帰りは渡れなくなって苦労したことを思い出した。
    今回の講習は講義のみだったが、実践もあるとよいと思った。

    3.ロープワーク
      ヘッドオン、オートブロックの結び方とこれらを利用する際の注意点。
    現在、これらが確実な方法とされており、プルージック結びは教えていないとのこと。
    登行器(ユマール、タイブロック)の紹介もあった。
    これらを使うと引き上げながら登る労がないが、ユマールは大きく重量があり、
    タイブロックは小さく軽いがその分歯が鋭いので落ちたときにロープを傷めてしまう
    という欠点がある。


<沢登り>  

 浅い流れを少し歩いて堰提を越える。しばらくは沢の中を歩いて濡れるか、岩の上を歩いていくか迷う感じである。最初の滝では一人ひとり、ロープで確保してもらって登った。手がかり足がかりがしっかりしていて難しくはないが、誰も落ちないので落ちたらいやだなと思って緊張した。この辺りから岩ごろごろではなく、滑の気持ちよい沢歩きになった。途中、他の山岳会の男性が魚(アマゴ?)を捕まえていた。足で踏んづけてしまって、簡単につかまったのだそうだ。片手の指で足りあまる沢経験の中で、泳いだのは今回初めて。少しの距離だが思ったより進まない。距離が長いと沈みそうな気がして、極力岩をへつるように進んだ。午前中は晴天で、滝のシャワーも水につかるのも気持ちよかったが、午後になっていつのまにか日が翳り、滝を登る順番待ちの間に寒くて震えがくるほどだった。F7(?)の滝、上手な方のお手本では両側の岩に手足をつっぱって何でもなく登るのだが、あとに続く者の多くが水流に飲み込まれて苦戦している。私も最初の数歩は「いい調子」と思ったが、つるっと足を滑らせ、いったん水流に押されるとどうにも動きがとれなくなってしまい、ロープで引っ張りあげられるようにして脱出した。F8の大きな滝は左の岸を登る。固定したロープにそれぞれオートブロックで制動しながら登っていくのだが、数珠繋ぎ状態で自分が落ちると後続の人を怪我させそうで恐怖感が弥増した。上のほうで、足がかり手がかりがうまくつかめずかなり時間をとって迷惑をかけてしまった。一生ここにいるのかと絶望したが、そんなことはなく何とか登るとそこで終わりではなく、F9右岸のトラバースもけっこう恐ろしかった。もう少し先があるそうだが、雨が降るのでここで終了となる。すぐそばの遊歩道を少しくだって、あずまやで着替え、まわして置いてくれた車に分乗して寂地峡キャンプ場の駐車場に戻った。
夏の沢登りは楽しいけれど大きな危険があり、知識・技術ともしっかり身につけていく必要があると改めて   感じた。・・・・記録:播磨