11月月例登山(富士山から大山へ変更) |
日時 2009年11月20日(金)~22日(日) |
山域 大山(鳥取県) |
参加者 4名 木村正(CL 担当) ・ 市橋(会計) ・ 濵口(装備) ・ 京野(記録) |
行程 11月21日(土) 7:30起床 ~8:45夏山登山口~10:30 6合目避難小屋~11:45山頂~12:45山頂出発 ~13:10元谷分かれ~14:10大神山神社~14:30大山寺~14:50下山キャンプ場着 11月22日(日)6:30起床~7:45下山キャンプ場発~14:10下関K2着 |
記録 11月20日 18:30 k2出発 |
雪の為富士スカイラインが通行止めということで、協議の結果急遽行き先が変更となる 富士は富士でも「伯耆富士」である。私としては一度行ってみたいと思っていた「薩摩富士」を推したのだが 鼻であしらわれ検討すらしてもらえなかった。 |
19:10にK2を出発。本来なら下関ICから中国自動車道に入るのだが、我々4名にはアルコール飲料を入手するという 重要な使命があった為、あえて時間のロスを顧みず長府のドラッグストアーに立ち寄り、小月ICより入る。 |
0:50 下山キャンプ場に到着。駐車場にテントを設営する。 今回は購入したての未使用テントであった。 伊藤会長をはじめ諸先輩方が使用していないテントを使ってもいいものかと思わないでもなかったが、密かに嬉しかった。 テント設営後、寒冷地順応トレーニングの一環んとして寒い中冷たいビールで乾杯した。 3:00 就寝。 |
11月21日(土) 7:30 起床。今にも雨が降り出しそうな天気で、駐車場から山頂は見る事が出来なかった。朝食をとった後準備をして |
8:40 駐車場を出発した。今回のルートは夏山登山道である。阿弥陀堂側の石段を登り登山道に入る。 登山口に「頂上まで2,8km」と書いてあった。「たいしたことはないな」と思ったが、木の階段になっており、結構きつかった。 階段っていうのは、作った人もきついかもしれないが、登る人も大変なのである。ブナの樹林帯を進む。 3合目あたりからブナの枝に幸が積もっていた。 |
9:40 4合目に到着。いつの間にか晴ており、左手に三鈷峰がきれいに見えた。 後を振り返ると日本海も見え、紺碧の海はいかにもおいしそうな蟹が泳いでいそうだった。小休止をとた後山頂に向かう。 この頃になると階段にも慣れきついとは思わなかったが、とにかく暑いのには閉口した。 冬山で熱中症で死ぬんじゃないだろうかと思ったほどである。富士山で凍え死んではいけないと思い、アンダーシャツを 何重にも重ね着をしていたのである。脱ぐにも脱げず壱岐絶え絶えであった。 |
10:30 6合目の避難小屋に到着。 このあたりはすでにブナは途切れ灌木帯となっており、すっぽりとおうがほど雪が積もっていた。ここから8合目までは急登が続く 頂上に向かうにつれ、風が強くなり雪も降り出して来た。 8がお梅を過ぎると傾斜も緩るくなり、キャラボクが自生していた。 濵口さんがわざわざ指をさしてキャラボクを教えてくれたのだが、植物に疎い私は「それがどうした」とよく見なかったのである。 |
下山した後、キャラボクが特別天然記念物であることを知り、よく観察するばよかったと後悔したのである。 ただ、天然記念物とわかっていたとしても8合目からは植物を保護するため造られた木道の上を歩かねばならず、 雪の積もった木道は滑りそうで怖くて私には植物をゆっくり観察する余裕はなかった。 山頂の避難小屋の側を通過し、山頂へ向かう。 |
11:40 山頂到着。山頂は結構吹雪いていた。顔にあたる雪が痛いと感じたほどであった。記念撮影後、避難小屋で休憩をとった。 小屋の気温は6度で、ここでは必殺4枚重ねのアンダーシャツは快適であった。(小屋の外にある温度計は-2度だった。) |
12:10 山頂を出発した。夏山でも私は下山が苦手なのだが、今回は雪が積もっているんじょでなおさら怖くて足が出ないのである。 見かねたはまぐちさんがストックを貸してくれたのだが、うまく使いこなせず、時折小脇に抱えて歩く始末で、 今ひとつストックの有難さが実感出来なかった。ストックの使用方法も今後の課題の一つである。 |
13:10 元谷の分岐点に到着。帰りはここから行者谷コースへと進んだ。夏山登山道同様、ブナの木が綺麗であった。 |
14:10 大神山神社に到着。(気温は6度、そこでお参りした後、大山寺に向かう。) 神様にお参りしたのなら、仏様にもお参りするのが礼儀というものである。 大神山神社には馬の像、大山寺には牛の像があり、どちらも頭をなでると願いがかなうということであった。 両方とも頭の部分が変色していた。 人がいかに自己の願望を成就するために必死になるかという事を象徴しているようだった。 |
14:50 下山キャンプ場に到着。荷物を片付た後、早々に夕食となるのである。みんな体脂肪を気にしながら散々飲み食いをした。 ふとテントの片隅に誰のかは解らないが、体脂肪を燃やす効果のあるというヘルシア緑茶のペットボトルがあった。 体脂肪を燃やすことより、アルコール飲料を控えて脂肪をつけないことをかんがえたほうがいいのではと思ったが 口には出さなかった。 そして、なんと17:40に就寝。日常では考えられない12時間の眠りにつくのである。 |
11月22日(日) 6:30 起床。眠りも度が過ぎるとかえってだるいものである。起きた時顔が浮腫んでいるし、爽快な目覚めとは言い難かった。 今回の山行きは、歩いた時間よりも睡眠時間のほうが長かった。朝食ををすませ、後片付けをする。 このまま帰るのがもったいないような晴天であった。駐車場から山頂がくっきり見えた。ここで自分の無知が発覚するのである。 雪を被った大山は本当に富士山みたいで、素直に木村さんに「まるで富士山みたいですね」と感想を言うと、 木村さんは怪訝そうな顔をして「だからホイキ富士っていうんじゃん!」と言ったのである。 私は(箒富士って何?)と思ったのでが、尋ねるのも憚られたので家に帰って調べることにした。 実は下山して家に帰って調べるまで、大山の事を「伯耆富士」とも呼ぶことを知らなかったのである。 もう少し常識を身につける様に努力しようと改めて思ったのである。 |
7:45 下山キャンプ場を後にし、往路と同じ経由で帰路に着く。 |
14:10 K2に到着。かくして、11月月例登山「なぜか伯耆富士」は無事終えたのである。 富士山が中止になったことは残念であるが、自分としては学ぶことの多い初雪山登山で本当に良かったと思います。 |
感想:富士山登山は3泊4日が必要だと思う。今回の様な連休では日程的に無理があった。(反省)大山で本当に良かった! |