平成21年9月月例山行登 行 報 告
山   域  韓国智異山 天王峰(チョンワンポン)1,915m
日   時  9月20日(日)〜23日(木)
参 加 者  伊藤.原田俊.水廣.松原 4名
案 内 者  林 采民 氏 (Mrイム.チィエミン)32才
行   程  9月20日(日)下関港 発 19:00 関釜フェリー[HAMAYUU号]にて
       9月20日  韓国.釜山へ 船中泊
       9月21日(月)釜山港 着 08:40 案内者(ガイド)林氏と合流、専用車で
              チリ山登山口の内大里(ネデリ)巨林(コリム)(600m)へ。
              登山開始、歩行4時間 細石(セソク)待避所(山荘)泊 
       9月22日(火)細石(セソク)山荘 出発 韓国第二の高峰・智異山(チリ山)
              天王峰(チョンワンポン)1,915m 登頂 下山路は、
              法界寺(ポッケサ)を経て中山里(チュンサンリ)(620m)へ。
              歩行7時間。タクシーにて登山口へ。専用車に乗り換え往路を
              釜山フェリーターミナル着 出国手続後 釜山港 発 21:00 
              [SEONGHEE号]にて帰国の途へ。 船中泊
       9月23日(水)下関港 着 08:00 入国手続後 解散
記   録
 9/20 秋晴 16:00 参加者4名時間どうりに集合、チケットを受け取り出港まで 
    出国待合ロビーで過ごす。シルバーウィークで時間が経つにつれ、乗船客で混みあい
    長い列に並ぶ。17:40 乗船がはじまり、16,187ton 460名乗りの  
    [HAMAYUU号]の船旅人になる。船室(2段ベット)に荷物を置き、早速、ロビーの一番
    よい処のテーブルを見つけ陣取り、出港まで、先ずアサヒスーパードライで{コンペェ}!
    この度の山行にあたり、アルパインツアーサービス社にSAC特別企画と、銘うってもらい
    実施され、なんと云っても外国の山に登るのだから、企画し準備、諸手続きなどの時間が
    必要で、参加者を募りこれを短期間で纏めてくださった担当の水廣さんに感謝致します。
    はまゆう号は定刻に離岸、関門海峡に汽笛を吹鳴し、静かに夕暮れの街の灯かりを背に
    玄海灘に向け航海、釜山港に向かう。
    20:00 明日の好天と安全登山を願い、早めの就寝とする。
 9/21 薄曇り 06:30 起床 港外に仮泊したデッキから見る陸地は、山の上まで
    建ち並ぶ高層マンション群に、広大なコンテナヤードが目に入る。流石、アジア有数の 
    港湾に感心する。07:00 各自、朝食後、08:00入国手続がはじまり、
    08:40 今回の山行でお世話になる、アルパインツアー差し向けの現地案内者の
    林 采民氏がプレートを掲げ、我々を笑顔で出迎えてくださる。まだ、若くて青年のよう
    だが32歳だそう。日本語はかなり堪能で会話には不自由さは感じない。
    簡単な自己紹介を済ませ、早速、荷物を積み込み、イムさん運転の専用車(レンタカー)
    10人乗りで釜山市内に向かう。右側通行に慣れないせいか、助手席に乗せて貰うが
    ちょとばかり不安だ。果物を買いにスーパーマーケットに立ち寄るが時間が早いので
    開店していない。ハングル文字の溢れる街、行き交う車の多さに目を奪われる。
    仕事場に急ぐ人の群れ、満員のバスがひっきりなしに走る大都会、釜山市内を抜け
    高速道路に入り120q平均で走行するイムさん運転の車は交通量の多い中、まずまずの
    安全運転をしてくださる。空模様は西に向かうにつれ曇ってくる。1時間ほど走行、
    1回目のサービスエリアに入る。09:40 チョンヨと云うSAで30分ばかり多めの
    休憩をし、次はムンサンSAに10:50着。ここでイム、さんが「ホトツク」と言う
    焼餅のような品を奢ってくださる。素手では到底持てなく、厚紙2枚で挟んでフゥフゥ
    しながら食べなければならない。蜂蜜入りでモチモチした食感は格別であった。
    12:15 内大里(ネデリ)巨林(コリム)に着く。登山口のお休み処の食堂で
    昼食の野菜ビビンバを注文し、みんな美味しいと云いながら、モリモリ食べる。
    大きな梨までついて18,000Wの支払いに、”サダヨ”!
    13:15 出発、秋風にコスモスが揺れ、雲間からポツリポツリと雨雫が落ちてくる。
    歩き始めからイヤダナ〜、左岸沿いの登りにかかると大きな岩石が重なる渓谷を樹間越しに
    見、天空からの雨は樹林に遮られ、おかげで濡れなくて助かる。
    14:50 小休止 見事な自然林の中、小鳥の囀りを耳にし、シマリスが出てくる。
    登山口附近で下山者に会うが、山中に入りもう人に出会わず、良く手入れがなされた登路は
    歩き易い。15:40 2度目の小休止 高度が上がるにつれ木々の色ずきが濃くなり 
    紅葉が見られる。左岸に別れ尾根に取り付くと、いよいよ今日最後の登りとなる。
    小雨はぱらつく程度で、雨具を着用せずに済む。山荘まであと15分の地点まで登ると
    緩やかなプロムナードになり、お花畑が現れ、日本庭園のような情景を目にする。
    17:00 約、4時間の登りを終え、今夜の宿、細石待避所(セソク山荘)に到着。
    山荘下の水場で今夜の水を補給し、炊事は屋外でする。小雨はしょぼしょぼ降り続くが
    濡れる心配はない。先着のグループがあちこちで夕食をし、見ると殆んどの人が若い。
    山荘前に広がる山肌は、もうすっかり秋色一色を彩っている。今夜のメニューは
    五目ご飯に九州ラーメン、ビールがないので焼酎で乾杯。夕闇迫り次第に冷え込んでくる。
    19:30 毛布券二枚受け取り山荘2階の指定された寝床に入る。明日、早発ちの人は
    もう既に寝入っていて、少し声を発てたら注意の声が返ってきた。”チェソン、ハムニダ”

内大里登山口
いざ!智異山へ

ビビンバを前に
嬉しそうな顔

ガイドのイムさん
手付き良く梨の皮をむく

巨大な岩石が
連なる渓谷

セソク待避所への
道標

沢を横切る
立派な橋

熊出没
注意!

登山口〜現地点
〜山頂までの距離

ひと休み
大分、高度をかせぐ

秋色の中
良く整備された登山道
 9/22 晴 05:00起床 寒さは余り感じない。朝食を済ませ空が明るくなって出発。
    06:00 昨日の雨は上がり天気が回復してきた。06:20、最初のピークは
    燭台峰に登る。韓国は平日だが登山者は結構来ている。岩ばかりの頂きをくだり縦走路に
    なるとリンドウがひと際大きい花片をつけ登路を彩り、暫し和ませてくれる。
    昨日も登路に掲げてあったが”熊”出没の布識幕が何ヶ所かで見かける。縦走中、所々で
    変な異臭が漂ってくるのでMさんとなんだろうネ、臭いネ、と言いながら歩く。
    あとから聞く話によると、あれは”熊”の糞尿の匂いでマーキングだそう。クワバラヾ。
    それにしても、韓国の人は誰ひとり鈴など鳴らしていない。
    07:15 小休止 韓国晴 七重八重に連なるやまなみは果てしなく、深山深遠である。
    07:55 場基項待避所(チャントモク)山荘 1,705m 樹林越しに見えた
    この山荘も大きい建物である。日本人の女性が話しかけてくるも、何処から来たとも
    聞かない。これより天王峰への最後の登りは、鉄製階段でぐんぐん高度上げ大きな岩場を
    乗っこすと頂上がみえる。
    09:10 智異山天王峰(チョンワンポン)1.915m 登頂。
    山頂からの眺望は、我々が到達したときは薄いガスが漂い視界は悪く、もう20分早ければ
    見渡せたのに残念である。 頂上の記念撮影をすませ早々と下山。
    09:25 下山開始 いきなり急峻な下降で歩きにくい岩屑路で神経をつかう。
    下山中、続々と登山者が現れ登ってくる。韓国語と日本語でコンニチハ、アンニョンハセヨ
    と、挨拶を交わす。彼らの元気のいいこと、馬力、歩速に感心する。矢張り食べ物の差か。
    10:45 くもり 法界寺(ポッケサ)着、殆んど休憩なしで下り続け、かなり疲れた。
    11:50〜12:00 やっと小休止。このルートは山頂日帰りなのか、軍隊の訓練中の
    パーティーにも遭遇す。下る途中、韓国人神父さんと言う方に話しかけられたり、
    インドネシアのジャカルタから来た人から声を掛けられたり、その都度、Mさんが得意の
    イングリッシュで会話されてました。
    12:50 中山里(チュンサンリ)登山口 着(620m)歩行8時間のところを
    6時間50分で歩き、予定より早く着いた。ここで、タクシーが来るまで無事下山を祝し
    ビールで乾杯! 13:10 5人乗りタクシーに6人乗り込み出発地の巨林へ向かう。
    13:40 専用車に乗り換え、内大里(ネデリ)巨林(コリム)に別れ、往路を釜山へ。
    サンチョンICより高速道路に入り、行きに立ち寄ったムンサンSAで休憩。
    16:00 プサンICで降り釜山市内のスーパーマーケット「ホームプラス」に行く。
    イムさんの案内で広い売場を見て歩くがウォンの持ち合わせが無いので買い物ができない。
    活気があり、とても賑やかな店内で、買い物客は、大量の商品を箱詰めで持ち帰る。
    17:40 釜山港ターミナル 着 2日間の案内とお付き合いを頂いたイムさんに
    楽しい山行きが出来たお礼を申し上げ、名残り惜しいお別れをする。
    乗船手続きをすませ、長い列に並ぶ。Hさんが手荷物検査でEPガスがひっかかり
    少々、オカンムリ。これも今後の参考にしましょう。
    船内で入浴をし、さっぱりして20:00 4人揃って、安全登山ができたことに感謝し
    焼肉定食、ビビンバ定食、ビールで乾杯、船上の人になる。1時間遅れで21:00出港。
    一衣帯水、近くて遠い国と云われたのを耳にして久しく、実現したこの度の山行企画、
    滞在2日間の短い山行でありましたが、又、機会が有れば季節を変えて韓国の山歩きが
    出来ればと思います。CL原田さん、会計松原さん、担当水廣さん、のお三方には
    大変お世話さまになり有難うございました。足手まといにならないようにしましたが、
    ご容赦ください。                            おわり
                                             
 

記録:伊藤

セソク山荘

燭台峰
ローソク岩

遠くに天王峰を
望む

チャントモク山荘

智異山
天王峰にて

熊注意!
エサを上げないで

法華寺山門

中山里に
無事下山する

タクシーで
内大里/巨林へ

高速道路走行中
高層マンション群