下関山岳会 平成22年10月月例登行計画書 <伯耆大山> 下関山岳会 企画 水廣真紀子 |
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![]() 2010年10月11日8時20分全員写真(北壁バックに・・・・)大山寺金門にて |
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1.入山日程 山域:鳥取県 伯耆大山 日程:平成22年10月9日(土) ~ 10月11日(月) |
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2.目的 下関山岳会80周年記念登山 |
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3.緊急時の連絡先等 | |||
4.計画内容 ①
日程 平成22年10月9日~10月11日 集合 先発 10/9 8:00 小月ホンダ 後発 10/9 20:00 小月ホンダ |
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②
行程 |
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10/9 後発は一向平にてテント泊 |
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10/10 |
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10/11 |
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Aコース(大山頂上コース) 大山寺→夏道登山道→6合小屋→弥山頂上→6合小屋→行者コース分岐 →元谷→大神山神社→大山寺(とやま旅館) (行動時間 6:10) |
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参加者:萬谷 大隅 伊藤 江頭 森永 藤田ョ 濵口 中村 吉村 藤井 |
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![]() ![]() 大山夏道1合目 8:27 9:11 |
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![]() ![]() 6合目 9:58 山頂にて |
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![]() ![]() 行者谷~元谷小屋へ13:38 |
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Bコース(勝間ケルンコース) 大山寺→大神山神社→下宝珠分岐→下宝珠越→上宝珠越→勝間ケルン→ ユートピア分岐→三鈷峰→ユートピア分岐→勝間ケルン→上宝珠越→下宝珠越→ 大神山神社→大山寺(とやま旅館)
(行動時間 5:10) |
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参加者:井上 原田康 水廣 岡本 松本 | |||
![]() ![]() 三鈷峰山頂 |
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![]() ![]() ![]() 下宝珠越への登り 中宝珠越の標識 上宝珠越から勝間ケルンへ |
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![]() ![]() ![]() 一瞬ガスが晴れた 下りの砂滑り 砂滑りから元谷へ |
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Cコース(地獄谷遡行コース) 一向平キャンプ場→大山滝→大休口→地獄谷遡行→ 駒鳥小屋→振子沢→象が鼻→ユートピア分岐→宝珠尾根→ 大神山神社→大山寺(とやま旅館)
(行動時間 9:10) |
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日程:平成22年10月9日(土)~11日(月) |
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行程 | |||
10月9日(土)後発:19:00小月ホンダ~21:30吉和SA~24:10蒜山SA~1:40一向平キャンプ場
10月10日(日)Cコース(地獄谷遡行) 10月11日(月)6:00起床~7:00朝食~7:50写真撮影~8:35出発~ |
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10月10日(日) 昨夜、後発組は深夜丑三つ時近くに到着したが、先着組の皆さんがテントを設営してくれていたので、すぐに休むことができてたいへんありがたかった。5:30 目覚ましの音で目を覚ますと外は雨模様のよう。 6:20 テント撤収後、出発。しばらくは林の中の広い道で、天気も快方に向かっており不安も消えていく。やがて急な下りの長い階段に出会い、昨年7月の月例山行では帰路の最後にこの階段でえらい思いをしたことを語り合った。 7:32 地獄谷コースへの分岐。右手にすすんで沢へ下る。しばらくは岩伝いにいけないこともないが、登山靴を濡らすのは避けたいのでここで沢靴に履き替え。これは沢歩きひよっこの私には正解で、岩伝いに歩く技術はなく、すぐにじゃぶじゃぶ水の中を歩くこととなった。 |
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8:01 一つめの堰提。ロープが鐙状に輪を作って据え付けてある。沢靴なので、鐙に足をかけなくても登れそうでもあったが、怖がりなので慎重にロープにすがって登った。下では原田さんがロープに足を入れるのを助けてくださり、上では市橋さんが引っ張りあげてくださり、文字通り手取り足取りのサポートだ。 沢沿いにはサラシナショウマの見事なホワイトブラシや、ダイモンジソウの花の群生が見られ、歓声を上げたくなる。 8:20 二つめの堰提。ここもロープが設置してあり、足がかりの岩もあって難はない。 「岩登りと沢歩きとミックスしたみたいやね。」とCL原田さん、嬉しそうな笑顔である。 8:31 三つめの堰堤をこえてしばらく行ったところで、大休峠方面との分岐。岩に赤ペンキで「大休峠」と記されていて右方向に入ると峠方面、私たちは川をのぼって左側へ進む。赤い布の目印にしたがってところどころ巻き道をとりながら進んだ。 8:50 ザックを下して休憩。 9:18 広々とした河原、右手に滝が見えたがいつもあるものではなく、雨のおかげでできたものかもしれない。ここから少しすすんだところで先頭を行くSL川口さんが「おお」と歓声をあげた。滝か紅葉かと近寄ってみたが、辺りの景色にさして変わった様子はない。川口さんの視線をたどると足元の倒木にみずみずしいキノコがびっしり。白っぽいキクラゲのようなキノコだった。しばらくワクワクの収穫タイム。 10:34 左右に分かれて落ちる滝の前で記念撮影。これが夫婦滝か。今年はキノコが豊作とのこと、つやつやしたナメコにも遭遇した。 10:53 まもなく右手に駒鳥小屋が見えてきて、少し進んだ地点で昼食休憩。ここで沢靴を登山靴に履き替えた。今回の遡行は本格的な沢登ではなく渡渉の多い一般登山道とのことだったので、参加者の足元は渓流シューズのほか、沢足袋、登山靴とさまざまであった。 |
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11:20 やや急な傾斜の振子沢を登っていく。行けども行けども登りといった感じである。トップの川口さんのペースについていけず姿の見えない距離があいていたのだが、先の方で人の声がしてきたかと思うと、キャーっと甲高い悲鳴が響いた。一瞬何事かと驚いたが、川口さんが数人の女性と談笑している様子だ。突然木々の間から現れたのをクマと間違われたのだろう。 少し登って行き会ったのは、降りてくる四人の女子高校生グループだった。「こんにちは!」と元気なあいさつを受け、少し言葉を交わした。彼女たちは新南陽高校の山岳部で、大山で行われる大会のトレーニング山行中だとのこと。(後日、新聞で知ったところによると、10月29日に伯耆大山で行われた第50回中国高校登山大会で新南陽高校は女子団体の部一位。おめでとうございます!)ユートピア小屋で下関山岳会B隊(勝間ケルンコース登行)とも会ったそうだ。「ここから先、メッチャきついですよ。がんばってください!」と激励をもらった。 さて彼女たちの予告通り、手足を使っての急な登りとなったが励ましの言葉を思い出してがんばり、やがて見晴らしの良い尾根に出た。川口さんに追いついてしばらく後続を待つが、なかなか姿が現れない。「こんなに離れてなかったですよね。」といぶかしんで、川口さんが「おーい」と呼びかけてみると、下の方から答える声が聞こえた。私たちは道を間違っていて、もう後続のメンバーはユートピア小屋についているらしい。分岐に降りて間もなくユートピア小屋に到着。思い起こせば、昨年7月の例会で来たときも同じ場所で道を間違いかけたのだった。 |
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13:00 ユートピア小屋から宝殊尾根に下山路をとる。上宝珠越分岐から先は、随所に新しい立派なアルミ製のはしごが据え付けられていた。 14:50 大神山神社到着。無事下山できたお礼のお参りをして、記念撮影。神社内は参拝客でにぎわっていた。 しばらく休憩をしたあと、石段を下りて参道沿いにある「とやま旅館」へ。ここに今回参加した山岳会員が集い、夕食後、下関山岳会80周年を祝う会が開かれた。10数年前の八ヶ岳正月合宿のビデオ上映で昔の山行を偲んだり、はじめてお会いする先輩方と言葉を交わすこともでき、思い出深い一夜となった。 さて、山行中の収穫物のナメコを原田さんが分けてくださったので、帰宅後、味噌汁に入れてみた。毒キノコによる中毒事件をよくニュースで見聞きする昨今、ちょっとドキドキしながら口にしたキノコ汁だったが、しゃきしゃきとした歯ごたえやコクはスーパーで購入するナメコとは別物、山の幸の深い味わいに、改めて山岳会の80年に積み重ねられた歴史を偲んだ。 |
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![]() ![]() 大山滝を経て・・・・・・大休口へ |
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![]() ![]() 地獄谷へ 入渓最初の堰堤を二本の残置ロープを足がかりに乗り越え |
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![]() ![]() 2番目の堰堤は右側の岩場を登る~3番目の堰堤が見える |
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![]() ![]() 3番目の堰堤乗り越し 突然右側前方に滝出現 |
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![]() ![]() 広い河原歩きが過ぎると苔むした巨岩に植生ダイモンジ草が・・・駒鳥小屋を樹林の中に確認後、振子沢登山口へ |
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![]() ![]() 狭い振子沢の岩道の踏み跡を藪を分け入り1時間40分かけ、休憩なしで一気にユートピア小屋へ~宝珠尾根を一気に下山 |
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Dコース(フリープラン・大山寺周辺散策) |
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大神山神社~中宝珠越~宝珠山~濠円山 登山者:山下 | |||
夏山登山道~弥山~元谷 登山者:福本 | |||
大山寺周辺散策 田村夫妻 | |||