八甲田山 登山報告 |
![]() 八甲田山~沼めぐり雪山ハイク |
期日 2010年4月7日 ~4月10日 |
参加者 福岡県 : 牧の内 岩見 天野 |
熊本県 : 佐藤 篠田夫婦 |
山口県 : 山崎夫婦 萬谷 (記録) |
長崎県 : 森本 |
ツアリーダー: アルパインクラブ 野中氏 |
現地ガイド : プロ写真家 一戸氏(イチノヘ)八甲田在住 |
記録 :: 萬谷 |
4月7日 羽田空港にて福岡空港グルーブと合流 |
羽田発 12時25分 青森着 13儀40分 |
青森空港にて酸ヶ湯温泉旅館のバスにて約1時間温泉着 |
酸ヶ湯温泉は約300年の歴史あり特に千人風呂は総ヒバ造りとなって |
おり男女混浴但し午前8時より10時までは女子専用となっている |
風呂場では石鹸は使用禁止など細かく入浴方法が指示されている |
各人部屋割りの後13時30分旅館裏手の高台よりスノーシュウをつけ |
積雪の中を車道に沿い地獄沼へと進み(地獄沼とは爆裂火口のあとに |
温泉が湧き出てできた)緩やかな坂道を登りぶな林をぬけ高度1100 |
m付近まで登り帰りは樹林帯を下り約2時間の足慣らしを終え旅館に |
帰り千人風呂にはいる温度40度くらい広さ80坪白く濁った湯が体を |
暖めてくれる。野中君と一諸の部屋なので早速ビールにて乾杯 |
夕食は一戸氏の顔で特別室の大部屋にて会食各自自己紹介の後 |
雑談がはじまる。皆さんよく海外旅行されている様子話が弾む |
アルコールはあまり強くはないようだ。私と野中君はビールのあとは |
酒に切替え五合くらい飲みいい気分になり部屋にかえる |
4月8日 朝食後旅館のバスにて9時蔦温泉に向け出発。近道の傘松峠が積雪多く |
通行不能の為103号線を青森方面へ城ケ倉温泉ー八甲田ロープウエー下 |
経由し1902年日本陸軍第8師団の青森歩兵部隊第5連隊第2大隊の雪中 |
行軍 210名のうちわずか生存者11名と言う遭難事故記念像を横目にみて |
八甲田温泉ー田代平湿原ー黒森ー谷地温泉をぬけ蔦温泉に到着10時30分 |
小休憩の後スノーシュを履きこれより積雪の中を蔦沼ー鏡沼ー月沼ー長沼 |
菅沼と沼めぐりのコースを約3時間歩き蔦温泉にもどる。ぶな林の中を途中 |
誰にも会はずゆっくりゆっくり記念写真など撮りながら楽しみながら歩いた |
![]() ![]() 蔦沼にて ブナ林を行く |
![]() ![]() 長沼 鏡沼 |
昼食は各自温泉横の食堂にてとる、ソバがとってもおいしい。量大盛りだ。 |
温泉に入り温もったあとビールを飲む満足だロビーにてテレビをみながら |
15時まで時間をつぶす。酸ヶ湯温泉の迎えのバスがくる。来た道をかえる |
バスの中で酸ヶ湯温泉から少し下った所にある八甲田ホテルにコーヒーを |
飲みに行く話が盛り上がり、全員賛成ゆくことになるこのホテルには有名な |
棟方志功の書画が数枚かざってあり大宰治を案内したと言う鹿内辰五郎 |
(山案内人)は仙人と言われ着古した軍服に勲章、ラッパ姿の写真がある |
八甲田山のことなら地形でも植物でもしらぬものなしといわれる有名人だ |
酸ヶ湯温泉と同系列のホテルとのこと。ガイドの一戸氏とはなじみの社長が |
青森市での催し物の後など有名人が泊まりに来られるとのこと。1時間くらい |
休憩し温泉迎えのバスにて帰り一風呂浴びた後夕食昨日の部屋にて皆さん |
賑やかにお話をされている。明日はメインコースの八甲田山最高峰大岳 |
(1584m)登頂の予定但し皆さんの様子を見て変更もある(野中氏) |
4月9日 9時30分旅館裏の高台よりスノーシュを着け樹林帯の中をゆっくりのぼる |
傾斜はあまり急ではないが右や左と木の間を縫いながら高度をあげてゆく |
150mから200m近く登った所から斜面が段々ひどくなる。女性の足取り |
が遅くなる。まわりのアオモリトドマツに着氷してできる独特の雪の芸術品だ。 |
急斜面を50mくらいのぼると、岩に凍りついた雪がおもしろいこの後傾斜が |
ゆるやかになり仙人岱ヒュツテ81340m)までもうすぐだ。出発してから |
2時間30分小屋に着く。入口の戸が凍り付いておりストックの先で突き |
5分くらいかけてあける。避難小屋とのことだが内部設備は良好ストーブ |
あり薪もあり10数分で暖かくなり感激ここで旅館で用意された昼食を食る |
ゆくりくつろげる但し通年無人積雪期には水場は使用禁止。大岳山頂を |
は風もなくうす曇だが雪が深く傾斜が急なので女性にはスノーシュでの |
登頂はどうかなとのガイド一戸氏の意見に従い下りの途中に見える硫黄岳 |
(1360m)に変更地獄沼方面への道を150mくらいくだり目の前にみえる |
硫黄岳山頂への道を約170mじぐざくに進む。急斜面のため御婦人たちは |
きついきついと言いながらも30分かけて頂上にたどり着く。ここからの展望 |
はうす曇だが遠く西側に岩手山が見える。南側には目の前に櫛ケ峰、駒ケ峰 |
に猿倉岳がそびえたっている。20分休憩の後右寄りの道を急ではあるが |
220m下ってゆく。ここからはすこし傾斜もゆるやかになり回りの美しい樹林 |
帯を右や左に眺めながら地獄沼経由し車道にでて後10分くらい歩くと。 |
![]() ![]() |
![]() ![]() 大岳を望む 仙人岱ヒュッテ前にて記念撮影 |
![]() ![]() 硫黄岳へ向けて あおもりトドマツ |
酸ヶ湯温泉にかえりつく。15時30分着部屋に帰り浴衣に着替えると早速 |
千人風呂へ冷えた体を温める。大岳に登れなかったのが残念だが仕方ない。 |
明日の予定は八甲田山ロープウエーで山頂公園駅からの散策コースを |
めぐる計画とのことだが17時のテレビ天気予報によると今夜から荒れ模様 |
明日は青森地方は山岳地区では猛吹雪のおそれありとのこと。外を見ると |
風が強くなり雪も降り出している様子だ。18時からの夕食会では天気の事 |
が話題となる。 |
![]() 酸ヶ湯温泉1000人風呂 |
8月10日 朝5時すぎに起きて見ると予報通り大雪となりびゆんびゆん風が吹いている |
朝食後空港に電話してみると現在午前中はどの便も欠航との返事13時過ぎ |
には午後の便の予定がでるのでお待ち下さいとのこと。 |
我々の東京行きの便は17時10分のため予報によると午後には風も弱まる |
との事なので酸ヶ湯温泉出発を15時にしそれまで近くにあるまんじゅうふかし |
(金精堂)の見学してはどうかまんじゅうふかしとは地獄沼よりの温泉の湯が 、 |
地下を通りそこに小屋があり下に板を敷きそれにまたいで座るとあたたかく |
温もり女性には子宝がめぐまれる面白い場所だとの一戸氏の話に時間は |
あるし20分くらい歩くだけなので男5人女4人で行く車道にでると前からの |
強い風ストックで体をささえ進むこと10分たかさ2mくらいのかべを乗り越え |
る斜下が溝状になっており2人が通れるくらいの幅がある雪がはげしく眼鏡 |
をかけていては前が見えずはずして歩く。ゆっくり歩いて約10分小屋の着く |
雪を払い板の上に座ると5分くらいでお尻が温かくなりぼかぼかしてくる |
10分位いたがまた風が強くなったので帰ることとなり車道にもどると又一段 |
風の強さを感じる。女性3人風に押されスリップしお尻をつく・。なんとか旅館 |
に帰り着く。千人風呂にまた入るあがって食堂に行きビール大瓶を飲み |
ザルソバを食べ一息つく満足。予定通り15時旅館のバスで出発空港との |
連絡によると東京発14時55分青森着16時10分の便が間違いなく東京を |
出発したので大丈夫少し遅れるかもしれないがとの返事結局青森空港の |
天候不順のため到着が遅れ出発が30分ずれ17時40分となったが羽田に |
着き福岡組も予定通り福岡行き飛行機に間に合った.。今回の旅行いろいろ |
あったが たのしい山行きができ 野中君とはおそくまで酒をくみかわしたが |
疲れも感じず体調良好(2人で2升近く飲む)大満足 以上 |