平成27年11月月例登山 |
1. 入山日程
山域:福岡県 福智山山系(皿倉山〜尺岳〜福智山)
日程:平成27年11月22日(日)
2. 参加者
井上(SL) 宮元(CL) 市橋 播磨(担当) 京野(記録) 木本 羽田野
3. 行程
5:45下関駅→6:15八幡駅→6:30帆柱ケーブル駅→6:35
皿倉山登山口→7:50皿倉山山頂→9:25市の瀬峠→11:40観音越→
11:40尺岳山頂→15:45福智山山頂→16:20頂吉別れ→18:10頂吉越→
18:50JR彦山駅よぶの駅
4. 記録
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5:45
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JR下関駅出発
秋晴れではなく初冬晴れ、絶好の登山日和。
今日は総距離約30km、所要時間13時間という厳しいものだ。採銅所まで完歩(走るんじゃないので)したいと強く思いながらも、「紅葉のきれいな季節になぜここなのか」という疑問にモチベーションがあがらないまま駅に向かう.
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6:15
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JR八幡駅着
当初の計画では八幡駅から歩く予定であったが、登山口までタクシーを利用。
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6:35
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皿倉山登山口
まだ夜明け前で樹林帯は薄暗いが、朝の冷気が心地よい。
皿倉山には8つの登山道があるが、
その一つ「煌彩の森コース」に進む。
しかし、どこをどう間違えたのか途中から「国見岩コース」へ。
その為かなり時間をロスしたが、かわり明けゆく八幡の市街地を
見ることができた。
日の出とともに少しずつ明るくなるにつれて、
朝靄の中の町の灯りが一つずつ消えてゆくのは赴きがある。
新しい1日がはじまるなって言う感じである。
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8:01 |
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7:50
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皿倉山山頂
晴れわたった日には英彦山、由布岳も見られるということだが
残念ながら,それを望むことはできなかった。
その代わり「こんな低山でも見られるの?!」と驚きを感じるほどの
すばらしい雲海をみることができた。
墨絵をみているようであった。
採銅所まで行かなくても、これで十分って感じである。
山頂公園を通り抜け九州自然歩道へ。
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8:31 |
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8:40
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権現山
権現山までは舗装された道であったが、
権現山から九州自然歩道までのショートカットは打って変わって
急斜面で、その変化に足がついていかず何度も滑りそうになった。
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8:38 |
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9:25
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市の瀬峠
ここで一旦一般車道に入り、左に30m進み、再度縦走路に入る。
その際、M氏が私に「今年は一緒に山に行くことが多くてよかった」といってくれた。
男性にそういってもらえて嬉しくないことはないのだが、
なにせM氏は御年74歳。
山を熟知しているM氏と一緒に行くと安心感はあるものの、
いつも私は「一度でいいから若い男と山行ってみたい」
と思うのである。
お世話になっておきながらごめんね。
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9:24 |
9:30 |
田床峠 |
11:40 |
観音越 |
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11:35 |
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12:15
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田代別れ
田床峠から田代別れまでは、雑木林の中小ピークを登りくだりを
繰り返す単調な道
で、「金太郎飴ロード」である。
どこを切っても「金太郎」が出てくるみたいに、
どこをきりとっても同じ風景である。特記事項なし。
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12:40 |
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13:15
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尺岳山頂
阿舎のある広場のような尺岳平をとおり尺岳山頂へ。
大きな岩の上に祠があった。
山頂は360度視界が開けていた。
これから向かう福智山も見ることができた。
まだまだ、はるか向こうである。
果たして採銅所までたどり着けるか不安になった。
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13:39 |
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14:45
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豊前越
尺岳から烏落と言われる広場までは
ほとんどアップダウンのない平坦な道で、
展望のない樹林帯が延々と続く。
ここもまさに「金太郎飴ロード」である。
しかし、ここは昭文社の山と高原地図「福智山」の中に
「自然林の美しい縦走路」と書かれているだけあって、
いつ歩いても心持ちよい。
大好きな登山道の一つである。
烏落からの登りは急である。
ここをひと踏ん張りすると「たぬき水」に着く。
パイプから勢いよく出る水で喉を潤すと疲れを忘れる。
なんで「たぬき水」なんだろうとふと思う。
「きつね水」「いたち水」、なんかアンモニアが検出されそうである。「しし水」….?
やはり「たぬき水」だろうな。
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15:30
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荒宿荘
「たぬき水」から5分もかからないところに荒宿荘がある。
けっこう大きな山小屋で、バイオトイレもある。
山小屋から北側を望むと、今日歩いてきた山々が見える。
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15:45 |
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15:45
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福智山山頂
荒宿荘から福智山山頂までは15分足らずではあるが、
急登で岩がごろごろして登りにくい。
いつ登ってもきついと感じる。
山頂はけっこう広く、ここも360度展望が開けている。
山頂に着いたのは15:45で、予定時間をはるかに越えていた。
タイムアウトで、残念ではあるが頂吉から下山することにした。
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15:59 |
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16:20
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頂吉分岐
福智山山頂から頂吉分岐までは、
これまでと打って変わって美しいススキ野が広がる。
既に傾き始めた初冬の弱い日差し浴びながら、
黄金色のススキの穂の波の中の一本道を進む。
採銅所というゴールに行くことはできなかったが、
とても幸せな気分になれた。
頂吉へただ、ただ下る。
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16:53 |
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17:27 |
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林道へ出た所が月の平(林道から登山道への分岐になる) |
18:10 |
上頂吉 |
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18:58 |
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ここに着いたときは既に真っ暗だった。
JR英彦山線のよぶの駅から乗車し、下関に帰った。
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感想
とても、充実した山行であったと思う。
ただ、最初から皿倉山から福智山への縦走って言うことであれば大満足でおわったんだろうけど、
タイムアウトで計画を中断して下山したということに対しては心残りである。
M氏を誘って、来年リベンジしようと思う。
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