下關山岳會 平成27年8月 個人登行

8/22崩ヶ谷(ツエガタニ)沢登り〜物見ヶ岳8/23(犬戻し峡)寂地山(記録なし)

・参加者:市橋(計画)・吹野(長崎山岳会)・早川・羽田野 4

8/22(土)

K2集合(700)〜宇部有料〜宇部無料〜9号線〜道の駅 長門峡(830)到着 

 

下関は今日から馬関祭りだが、我々は残り少ない夏を満喫するため沢に行く。

前日までの雨で増水が気になる為、穏やかな崩ヶ谷を選択。

三浦章著 「西中国山地の沢」のガイドを元に入り口を探す。

「道の駅 長門峡から 9号線を西へすぐ、JR山口線に架かる橋には岩倉川と記してある」

とはいうものの川は確かにあるが、ヤブが立ちはだかり、誰も通っていないのは歴然である。

「本当にココ?」と不安になるもヤブコギにて突撃!15m程かき分けると小川が現れほっとする。


岩倉川8:50                   藪漕ぎ9:05

910)入沢

当たり前だが、沢に足を入れるとじわわわっと澄んだ水が靴に浸み込んでくる。

一気に非日常的な感覚にとらわれる。

川のせせらぎと小鳥のさえずりの中、ザブザブと進む。

沢の感覚に慣れてきたころ、ゴルジュ、F1(2m)F2(6m)が現れる。

 
9:11〜9:35

9:39〜9:50

吹野さんは登ったが、3名はまだ体が温もっていないので右岸を巻いていく。

澄んだ流れ、緑の苔、石・・普段見ない渓流から眺める景観が続く。

1020)休憩


9:59       10:49

11:36           11:51      

さらに進むと、穏やかな滑が続く。岩肌が少し赤味を帯びて、とても美しい。

小さな釜が現れ、吹野さんが「泳いじゃおっ」とついに飛び込む。

早川さんも続く。全身が濡れるのにまだ抵抗があるので自分は巻く。濡れると寒い!

川幅が少しずつ狭くなり、支流がいくつも現れ、本流がわかりづらい。

F4(15m)が現れず、どうやら支流を進んでしまったようだ。

1140)整備された杉林に上がる。が、まだ物足りない為、東へ進み隣の沢へ移動。

沢の勾配がきつくなってくるが、流れは少ない。左岸に登山道が現れ出沢とする。

沢登り3時間である。

1210)休憩 登山靴に履き替え、昼食をとる。

やっぱりカップラーメンがうまい!冷えた体が満たされる。

この時間、虫よけスプレーがあると尚、良い。

1240)植林の杉林斜面を直登。稜線を目指す。

稜線に登山道があるも、人気がなく赤テープを頼りに西へ進む。

途中開けた林道に出るが引き返し、ヤブをかき分けていくと「岩倉峠」の道標がある。

さらに西へ進む。

ピークがあるも、山頂らしからず地図を広げ試案する。物見ヶ岳を特定し、まずは西へ下る。


13:06          
 
14:02             14:01

1400)物見ヶ岳山頂 木が茂り、眺望は無い。長かった。とても長く感じた。

先ほどの小ピーク方面へ戻り北西へ下山する。急坂を一気に下る。

ところどころテープが無くなるが登山道らしき道をすすむ。

「この先崩壊。沢沿いを進むと9号線」の道標の通りすすむ。

こんな不安半分の時の道標は心からありがたい。

ところが沢沿いにゴルジュがあり進めない。とうとう迷ったか!

良く考えると、今日は他の登山者に出会っていない。情報が少なすぎる!

いざとなったら沢を下ってみるかとも思ったが

ひとまず休憩し、話し合う。

やはり方角的にはゴルジュなので、もう一度その先にヒントがないか探すと

道らしきラインが現れる。どんどん下っていく。車の音がふいに聞こえてきた。9号線だ!

みんな不安だったのか、笑いがこみ上げてくる。「やったぁ!」

1605)「ここは山口線 城平(じょうひら)踏切です」のJR看板の登山口にて終了。

長門峡Pまで9号線を15分。


16:05           16:35      

1635)濡れた服を着替えていると、遠くに黒煙が立ち上がり「フォーン」と汽笛が聞こえてきた。

「SL貴婦人」が黒煙を天高く吹き上げながら、ゆっくりと顔を出す。なんだか凄い!

線路は絶妙なカーブで貴婦人をさらに美しく演出している。

よく見ると、こちらの3人の貴婦人も楽しそうに手を振っている。

気高くフォーンと汽笛をあげながら次の駅へと消えていった。

登山の最後を美しく締めくくってくれた貴婦人達。ありがとう。

今夜のテント場寂地へ向かう。

感想

崩ヶ谷自体は初心者向けの優しい沢だが、物見ヶ岳までは長く不安な道のりで

地図とコンパスを駆使する熟練者向けの山行であり、ひとりで行かない方がよいと思う。