春山合宿 南アルプス 赤石岳 
  5月2日(火)~5月7日(日)
  赤石岳 (南アルプス)静岡市
 参加者 井上(SL) 宮元(装備) 市橋(担当・食料) 藤森(CL) 田村(装備) 平川(記録) 羽田野
 5月2日(火)20時下関K2出発~下関IC~山陽高速道路~東名高速~湾岸~新東名~新静岡IC
私事ではあるが、前日に用意する予定が仕事が深夜になり、当日も仕事が終わって飛んで家に帰って用意したが時間がなく、K2に行くまでに事故渋滞・・・号泣。なんとかギリギリ集合時間に間に合った。初めての合宿への期待と不安を乗せてハイエースは下関を出発するのであった。。。本格的なGW初日にしては交通状態は良好。若者?が運転を交代しながら、深夜のHIGHWAYを爆走!
5月3日(水)11:30 ダム出発
 
10:08 畑薙第一ダム駐車場にて迎えのバスを待つ
午前中に井川オートキャンプ場に肉を預けて、畑薙第一ダムへ。ここで椹島ロッジのリムジンバスを待つ。時間通りにダムを出発!し、しかし・・・。とんでもないガタ道を永遠と1時間揺られる事になるとは誰が予想していただろう。。諸先輩たちが『南アルプスは深い。』と言ってたのはこう言う事か。とてもひとりじゃ行く気しないくらい時間と労力がかかるな。
 12:45椹島ロッジ着
 
12:38 バスにて一時間で椹島ロッジ着
 南アルプスユネスコエコパークの大自然の中、とても大きな宿泊施設だった。風呂もあるし、ビールも飲める・・・照。夕食は山の幸と川魚を堪能。とてもおいしい!明日から当分、贅沢な物は食べれいし、熟睡を出来ないだろう。食後、すぐに就寝。明日からよいよ本格的に登山だ。
5月4日(木)椹島ロッジ4時出発~13時~13時30分 (9時間)
  真っ暗な中、登山道を進む。熟睡で体調は万全。期待でペースが進む。この時、帰りに足を引きずりながら下山するとは誰が予想しただろう。とうの本人が自分の過信と未熟さをこれからヤと言うほど知る事になる。
 
4:49 絨毯のように積もった落ち葉を踏みしめて蛇行した登山道を黙々と登る 11:58
 途中から積雪になり、アイゼンを着けて進む。積雪が多いわりにここ数日の好天で雪が腐り、足をとられる。体重が75キロ近くある私は、一歩進むごとに、腰まで落ちる。変な落ち方で右足膝をねんざ。
 
13:36 13時~13時30分小屋着~5名富士見平方面へ偵察      14:05
 痛みと雪のストレスを耐えて、何とか赤石小屋に13時半到着。先輩たちの足を引っぱる自分の不甲斐なさに涙。。。
 
14:11        14:18
夜食は、おいしい豚汁を作って、皆でいただく。
山の話もあったかい料理で弾む。
思った以上の積雪により予定より、明日も大幅に時間がかかりそうだ。1.8倍の時間を想定してカラ荷で往復にする
なんとか、赤石岳には登りたい。
富士見平から富士山は見えるかな?
5月5日(金)赤石小屋4時出発~  
 赤石小屋冬季避難小屋~ラクダの背終了地点まで4時間40分~引き返し隊14時20分避難小屋着 (10時間20分)
 赤石岳登頂隊:ラクダの背終了地点~小赤石岳山頂10時着~赤石岳山頂11時~小赤石岳12時10分
  ~富士見平17時30分~小屋19時着(15時間)
 
3:45 アイゼン装着 いざ!出発~          4:53 日の出を拝む
 天気は最高!空気は澄み渡り、日の出と富士山のコンストラストはここにいるものの特権だ。
 
4:55 朝の富士見平周辺    5:00
 ボロボロの体も富士山をバックに歩ける幸福を噛みしめて、赤石岳を目指す。 
 
5:26     朝の富士見平   5:29
 とにかく雪質が悪い。時間と体力が比例しながら消費していく。なんとかラクダの背をトラバースし、取付きのナイフリッジを進む。左右に1000m位切れている感じで、不思議と高度に対する恐怖心はなかったが、疲労とこの先こんな道をまだまだ進むのかと家族の顔がよぎった。
 
6:27  朝のラクダの背   6:38
 そんな中、後方から引き返すと連絡が。市橋さんと波多野さんは登頂を目指すとの事だったが、今の私の技術・経験・体力では、登頂出来ても、無事に帰れる可能性は低い。
 
7:23   ラクダの背から富士見平と富士山          9:31  ここは帰りに埋まるところ(雪の下はハイマツ)
 
13:29 帰りの風景・・・・・  富士見平から赤石岳の稜線        12:59  富士見平から富士山を!
 
7:23     富士見平    13:12 帰り
 
6:43 ラクダの背 7:38
 
8:12 ラクダの背リッジを行く
 他の皆と下山。下山中も痛めた右足と雪に埋まるストレスで心が折れそうになるも、先輩たちに助けてもらい、なんとか下山。井上さんには何回も埋まった私をスコップで救出てもらいました(涙)。19時に市橋さんと波多野さんが帰ってきた。なんと、あの悪条件の中、2人は小赤石岳、赤石岳と登頂!凄すぎる!みんなで乾杯!全員無事で明日は下山だ。
記録の続きラクダの背より(記録:羽田野)
5/5金 晴れ 微風
400)赤石小屋~(830)ラクダの背にて分隊。市橋・羽田野2名にて赤石岳アタック。
ラクダの背を渡り切ったところで眼前に大きな岩場とロープが見える。
岩場取りつきまで25mほどのナイフリッジを慎重に渡る。
西の北沢カールは雪崩の危険がある為、小赤石までの稜線をつめる冬山直登ルートだ。
岩はもろい。雪に埋もれたわずかなロープとハイマツを頼りに岩を押さえ込みながら
慎重に登り詰める。登れれば、下れるだろうと多少の不安を残しつつ前に進む。
なるほど、近くでみると石が赤い。赤石を直に触れると赤石岳を登っている実感が湧いてくる。
いくつかの岩稜を終えると、雪で尖がっているピークが小赤石岳だとわかる。
トンガリの左5mを目指す。斜度は4550度か  
 
9:31 小赤石岳のとんがりを目指す手前の岩場          9:32 ハイマツと岩場から中岳
 
 9:31 小赤石岳の登り(岩場を過ぎたところ
   
9:37 岩場から悪沢岳                     9:45 小赤石岳のトンガリと雪の斜面を登れば山頂!
 
 
 
9:46 小赤石の斜面から荒川三山
 950)小赤石岳山頂3,081
赤石岳から悪沢岳までの稜線は広く緩やかで安全な感じがした。
風が強く稜線を境に、西は雪が少なくハイマツが露出し、東は巨大な雪庇と雪が残る。
雪庇を避け赤石岳山頂を目指す。見事な雪山の景観に吹き付ける風も心地よい稜線歩きだ。
途中「ドコモ○au△ソフトバンク○ HOTコーヒー500円」の看板が足元にあった。
赤石小屋分岐だろうか?稜線上は二人しかいない。緩やかな傾斜を登り詰めると赤石岳山頂だ。
1100)赤石岳山頂 3,121
 
 11:03 赤石岳山頂から聖岳方面
 
 
小赤石岳山頂 9:51                     10:48 小赤石岳から赤石岳の稜線~雪庇は5m~8m位
   
11:10 赤石岳避難小屋           赤石岳山頂 11:01
 南アルプス北方面、そしてドーンと富士山!
「一番左が仙丈でとなりの格好いいのが北岳で、いや塩見かなー、あとで確認しよう」
と山頂でしか味わえない時間を楽しんだ。
赤石岳避難小屋周辺はうっすらと雪が残っている程度。先にはもうひとつの山頂標識が見えるが
出来るだけ雪が解けないうちに戻ろうと、引き返すことにした。
1210)小赤石岳からは落石の危険がある為、岩場は一人ずつ下る。
    
12:26 小赤石岳の下り                18:50 赤石小屋着
 照りつける太陽が暑い。午前の自分達のトレースは溶けてふんわりと浮いて役にたたない。
聖岳東尾根の方面でドドーと雪崩の音がする。
千枚岳方面でガラガラーッと轟音がこだまする。どうにも午後は危険な感じが増してきた。
1730)富士見平 途中分かれたみんなのズボった跡がすさまじい。どこを歩こうか。
夕陽に赤く染まる聖岳を横目に帰路を急ぐ。
1900)赤石小屋着 登り7時間、下り8時間の15時間行動でした。
 【計画のポイント】:椹島登山口までは椹島ロッジ宿泊客用のリムジンバスで1時間。一般車は通行不可。よって小屋利用が必要。ロッジは4人部屋が沢山ありトイレ・風呂良し。
南アルプスの残雪について:2600m付近までは雪質緩く深い。アイゼン+ワカンの合わせが有効。
ストックで加重分散しないとそれでも埋まる。ソロは脱出できないので避けた方がよい。
 
 5月6日(土)赤石小屋4時20分下山開始~椹島ロッジ10時着  (5時間40分)
    
9:31 雪とも別れてミツバツツジが迎えてくれる                   10:00 登山口到着
  下山後、白樺荘温泉へ。
  2日ぶりの風呂、しかも温泉!生きててよかった。
  17時井川オートキャンプ場着。
  テントを張って、よいよ最後の夜。
  バーベキューだ!
  ビール片手に外でバーべューをしながら最高の時を過ごす。
  長いようで短い5日を振り返る。
 5月7日(日)3時キャンプ場出発~下関K2着15時30分 
       帰りもほぼ渋滞はなく、無事に下関に帰ってきました。
   私にとっては、本当に一つひとつの瞬間が勉強の合宿でした。
 諸先輩方の助けと教えがに励みになりました。いろんな思いがありますが、まずはこれまで。
 これから努力と経験を積んで、山男になれるよう精進いたします!本当に有難うございました!